ふたば学舎の日常

このブログでは【NPO法人ふたば(ふたば学舎指定管理者)】からの情報をお伝えしています。

やさしさ忘れないで in ふたば

本日、地域人材支援センターでは、昨年に引き続き「1.17 やさしさ忘れないでin ふたば」が開催されました。

講堂では講演を中心とした午前の部と、NPO法人IMMCさん主催による「第73回子どものためのコンサート」を午後の部にて実施。
午前中は、昨年「しあわせ運べるように」モニュメント寄贈式にお越し頂いた臼井真先生が再びご来館。阪神・淡路大震災におけるご自身の被災体験から、今や世界的に歌い継がれる曲へと成長した「しあわせ運べるように」完成までの経緯、その深い想いを語って下さいました。

また、当時の吾妻小学校教諭であり現在は神戸市総合教育センターで後進の指導に当たられている賀来知二先生の震災語り継ぎ、1.17実行委員会による震災テーマの絵本読み語り、駒ケ林小学校コーラス部と来場者全員による「しあわせ運べるように ふるさとバージョン」(東日本大震災の被災地のため、臼井先生自らが同曲の一部に手を加えたもの)の合唱などを行いました。

なお、午前の部の最後には、旧二葉小学校の創立10周年を記念した屏風(今から70年前!)の贈呈式も併せて行われ、会場からはその屏風絵の見事さに驚きの声が挙がっていました。

その他、展示関連では、神戸市と被災地市民交流会主催によるパネル展、各界著名人より新長田に届けられた震災応援メッセージ色紙の特別展示も各々別室で実施。興味深げにご観覧下さったみなさまには、17年という年月を経てなお褪せることのない「1995.1.17」の記憶が、改めて思い起こされたことと思います。

本日ご来館のみなさまには、改めてお礼申し上げます。
「1.17 やさしさ忘れないでin ふたば」は、阪神・淡路大震災の記憶を風化させることなく、次世代へと語り継ぐ大切な日として、今後も継続して参りたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。


●臼井真先生



●臼井先生指揮・駒ケ林小学校コーラス部による「しあわせ運べるように」合唱



●絵本読み語りの様子