ふたば学舎の日常

このブログでは【NPO法人ふたば(ふたば学舎指定管理者)】からの情報をお伝えしています。

昆虫の季節到来

 

だんだんと暖かくなってきて、虫たちの活動が目につくようになりました。

昨日は長田区五位ノ池町で「チョウが好む草花を植え、チョウの舞う町づくり」活動をされている橋本敏明さんにお話しを伺ったこともあって、ふたば学舎で虫関係のイベントを何かできないかニヤニヤ考えています。

(余談:アゲハチョウは日の当たっている木[ミカンなどの陽樹]のこずえに沿って飛び、それがアゲハチョウの「環世界」[ユクスキュル!]であるというのは日高敏隆さんの『動物と人間の世界認識』に出てきます。おもしろいですね。)

虫関係イベントは地域人材支援センター時代にいくつか開催しましたが、バッタの飛翔距離を競う「バタリンピック」は天候の関係で中止したことがあります。

バッタなら「バッタ釣り」もできるようで、メスバッタに見立てた木片を使ってオスを釣るのです(『ぼくらの昆虫採集』参照)。いいかもしれません。

先のアゲハチョウのオスもメスと出会うために木のこずえに沿って飛ぶのですが、各生物の環世界の基礎には個体の遺伝子を残すという生物の(唯一の)目的があることがわかります(丸山宗利著『昆虫はすごい』参照。この本は去年通勤時に読みましたが、昆虫のおもしろい話満載です)。

で、そのバッタですが、私のような素人には同定が難しくて、いったい何というバッタなのかわからないことが多い、というかほとんどわかりません。

そんな時に参考になるのが、『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』(北海道大学出版会)です。オス、メスの違いについてはとりあえず産卵器のあるなしでわかりそうです。しかし、顔が並べられた「顔コレクション」を見ると、それぞれの顔の形は興味深いのですが、どれがどれだかわかりません。要凝視!

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ともかく、もう少し虫の勉強をして(別に勉強する必要はないのか?・・・)、8月20日(日)にふたば学舎で開催予定の夏祭りで虫プログラムを(できれば)入れようと思います。

このブログをここまで読んでくださる方がいらっしゃるのか心もとないですが、お楽しみに!(やまずみ)