ふたば学舎の日常

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震災体験学習の実施

昨日、倉敷市立倉敷第一中学校235名を対象に震災体験学習を講堂で行いました。学習をはじめる前に生徒の皆さんは、これから阪神・淡路大震災の記憶と教訓を学ぶということで、震災の犠牲者に黙祷を捧げられました。

学習内容はスライド学習と新聞紙スリッパ作り、避難所体験でした。避難所体験では、大人数ということもあり、大規模災害時の避難所さながらに一時的に混沌としましたが、皆さん切り替えが早く、10分ほどで避難スペースを作った後、生活不活発病など避難所で起こり得る問題を考える活動にスムーズに移ることができました。

f:id:npofutaba:20190711143319j:plain実際の避難所では情報が錯綜することもあって中の状態が落ち着くまでかなり時間がかかると考えられます。それでも、切り替えの早さは、避難所生活を送ることになった場合に、周りの人と協力して様々な不便さに対処していくためにも重要であるでしょう。

昨年7月の西日本豪雨では倉敷も大きな被害を受けました。水害では事前に早めに避難して一人ひとりの命を守ることが最優先されますが、(震災も含めて)事後の避難所では全体の生活を守ることが必要になってきます。そうしたことは、震災体験学習が終わった後の解散式での生徒さんの言葉を聞くと、しっかり学ばれているなと思いました。(やまずみ)