ふたば学舎の日常

このブログでは【NPO法人ふたば(ふたば学舎指定管理者)】からの情報をお伝えしています。

やさしさ わすれないで

こんにちは。
気が付けばもう6月ですね!
もう少ししたら梅雨入りでしょうか。
嫌な季節ですが、蛍や七夕や花火大会など夏の風物詩を楽しむには、
梅雨は避けて通れないですしね〜

さて、本日、NPO法人ふたばとして初めて震災体験学習事業を実施しました。
タイトルは『やさしさ わすれないで』
対象は駒ヶ林小学校の4年生(2クラス)で
2時間目と3時間目を使わせてもらっての実施でした。


2時間目は震災当日の映像やスライドを見ながら震災の全体像を見てもらい、
3時間目には6グループに別れて語り部さんの話を聞きそして質問する時間にしました。
今回は、震災の悲惨さだけを伝えるのではなく、
苦しくて悲しかったけれど『その時感じたやさしさ』や『うれしかったこと』を
児童に伝えることにしました。


また事前には、震災について知っていることを書いてもらいました。
ただ児童たちは震災当時はまだ生まれていませんし、
家族や近所の人に書いてもらってもいいですよとも伝えていました。

すると、ご家族の方々が子どもたちの震災学習のために、
とてもとても熱心に当時の様子を綴ってくださいました。
すべて読ませていただきましたが、
想いのこもった臨場感のある文章に、胸が詰まるような、
15年前に戻ったような気持ちになりました。
伝えていくことの大切さを感じる一日でした。
もしかしたらご家族の中から新たな語り部さんが出てくるのかもしれませんね。


↑2時間目の映像やスライドでは、震災当時の旧二葉小学校の教員で、
後に教育復興担当教員をされていた佐々木先生が進行をしてくださいました。