本日、3階講堂で、当センターの震災学習事業の一環として、
劇団自由人会による公演「6年3組の阪神大震災」を開催しました。
18年前の阪神・淡路大震災で被災した
西宮市立樋ノ口小学校6年3組の作文を基にした演劇です。
センター近隣の小学生約110名と一般客約20名の方々に
ご参加いただきました。
舞台上の演者の人たちから発せられる、6年3組の子どもたちの
実際の言葉が講堂内全体に響き渡り、阪神・淡路大震災で被災した
子どもたちの記憶の断片あるいはむしろ葉片(ようへん)が
ひらひら舞うという感じの内容でした。
震災学習において、いかに阪神・淡路大震災を知らない子どもたちに
震災の記憶を継承するかというのは考えるべき重要な問題ですが、
演劇には被災の悲しみと苦しみ、そして命の大切さを観る者に
ダイレクトに伝えられる力があるようでした。
いずれにせよ、今回の観劇会は、参加者の方々だけでなく、
われわれセンターのスタッフにとっても、改めて阪神・淡路大震災と
3月11日に起きた東日本大震災の記憶について(特に被災した子どもたち
の記憶について)考え直す機会を与えてくれたように思いました。
(担当:やまずみ)