震災学習 実施報告~神戸山手大学のみなさん
本日、神戸山手大学の学生15名と先生1名、
16名のみなさんが震災体験学習にお越しになりました。
教職課程の学生さんたちで、
将来学校の先生になるかもしれないみなさんです。
当センターでは、阪神・淡路大震災の記憶を未来の防災に
つなげるという目的で、これまで小・中学生・高校生を対象に
震災学習を行ってきましたが、学校の先生の中でも
阪神・淡路大震災を経験していない、もしくはよく知らないという
若手の先生が増えてきているようです。
そういうこともあり、今回の震災体験学習(2時間)では、
将来教職に就いた時の備えになるように、
阪神・淡路大震災の概要説明と避難所体験に加えて、
元二葉小学校復興担当教員の佐々木勉氏による教員としての
震災体験談、そしてセンター周辺のまち歩き体験という
内容で実施しました。
↑阪神・淡路大震災の概要説明
避難所体験では被災者に自分を重ねるように学ぶ=真似ぶ、
震災体験談では学校の先生が災害時に避難所となった学校で
実際にどのような活動をしたのかを知る、
まち歩き体験ではかつての被災地の姿を見て復興の
あるべき姿を想像する、
というふうに、震災について単に情報を伝達するのではなく、
震災の記憶を自分自身のこととして引き受けて、
こちらから伝えた情報が学生さんたちの経験になるように
心がけて実施しました。
↑避難所体験の後の震災体験談では質疑応答が活発に行われました。
「体験者の話しは重みが違います」という意見もありました。
↑まち歩きで六間道から丸五市場の方へ行きました。
実施後のアンケートを見ると、「学生の内に東北の方にも
行ってみたい」という学生さんもいらっしゃいました。
みなさんには、ぜひ、過去の震災について、いろいろ学ばれて、
記憶や復興などについて考えを深め、
将来の備えにしていただきたいと思います。
ありがとうございました。
(やまずみ)