ふたば学舎の日常

このブログでは【NPO法人ふたば(ふたば学舎指定管理者)】からの情報をお伝えしています。

震災学習 実施報告~福島高等学校のみなさん

昨日、福島県立福島高等学校200名のみなさんを

対象とした震災体験学習まち歩きを実施しました。

 

まち歩きのテーマは「具体的な復興のまちづくり」と

いうことで、まずは大正筋商店街の商店主の方々から

阪神・淡路大震災の後、焼失した商店街がどのような

復興の歩みをしてきたかお話しいただきました。

 

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きれいに建て直された商店街では、様々なイベントの

広告や新しい商品開発、あるいは足腰の弱い高齢者に

配慮した買い物らくちんバスなど商店街にお客さんが来る

仕組みを考えて復興の取り組みが継続されていますが、

高齢化する一方の商店街に若者そして若い商店主が

いないということなどもあり(それだけではないですが)、

震災からほぼ19年たっても、

いまだ復興の途上にあるようです。

 

話の後、生徒のみなさんには、20人のグループに分かれ、

商店街の様子を自分の目で確かめてもらう目的で

大正筋商店街から六間道商店街そして一番街商店街

を通って復興のシンボルである鉄人28号モニュメント

までガイドの説明を聞きながら歩いてもらいました。

 

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今回のまち歩き体験は少しの時間でしたが、

福島も東日本大震災からの復興の過程にありますから、

将来まちの復興活動を担うであろう生徒のみなさんの心に

今回の体験の記憶が残り続けることを願っています。

 

(やまずみ)