ふたば学舎の日常

このブログでは【NPO法人ふたば(ふたば学舎指定管理者)】からの情報をお伝えしています。

6/1震災体験学習の受入

今日は、岐阜県各務原市立桜丘中学校3年生4クラスを

対象とした震災体験学習を午前と午後に2クラスごと実施しました。

まち歩き体験と避難所体験という内容です。

 

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岐阜県は1891(明治24)年に日本史上最大の内陸地震である

濃尾地震が起き約7千人の犠牲者が出ましたが、

生徒のみなさんには同じ内陸直下型地震である

21年前の阪神・淡路大震災兵庫県南部地震)について、

避難スペースを作るなど疑似的な体験を通して学んでいただきました。

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避難所については、熊本地震後の避難所においても

トイレや更衣室、衛生問題、支援物資の配給方法、

プライバシーの欠如からくるストレス、運動不足による健康問題・・・

などなど、阪神・淡路や東日本大震災の時と同じような問題が起こったようです。

 

そうしたこともあり、生徒のみなさんには、とくに

高齢者や女性、障害者、乳幼児といったいわゆる災害弱者の視点で

避難所のあり方を考えることによって、

避難所では多様な被災者が集まり、様々な問題が生じるということを

理解してもらうようにしました。(やまずみ)