対象とした震災体験学習を午前と午後に2クラスごと実施しました。
まち歩き体験と避難所体験という内容です。
岐阜県は1891(明治24)年に日本史上最大の内陸地震である
濃尾地震が起き約7千人の犠牲者が出ましたが、
生徒のみなさんには同じ内陸直下型地震である
避難スペースを作るなど疑似的な体験を通して学んでいただきました。
避難所については、熊本地震後の避難所においても
トイレや更衣室、衛生問題、支援物資の配給方法、
プライバシーの欠如からくるストレス、運動不足による健康問題・・・
などなど、阪神・淡路や東日本大震災の時と同じような問題が起こったようです。
そうしたこともあり、生徒のみなさんには、とくに
高齢者や女性、障害者、乳幼児といったいわゆる災害弱者の視点で
避難所のあり方を考えることによって、
避難所では多様な被災者が集まり、様々な問題が生じるということを
理解してもらうようにしました。(やまずみ)