ふたば学舎の日常

このブログでは【NPO法人ふたば(ふたば学舎指定管理者)】からの情報をお伝えしています。

ふたばでハロウィン・イベント、そしてアートについて少し

10月31日にふたば学舎初のハロウィン・イベントを講堂で開催しました。秘密の言葉(会場に掲示)を言ってくれたらお菓子をプレゼントするという内容で、コスプレをした子どもたちとその親御さん約400名の参加がありました。開催前から長蛇の列ができ、用意していたお菓子は開始30分ほどで無くなってしまい、イベントはすぐに終了となりました。それでも飾り付けの前で写真撮影をする親子の姿が多く見られ、主催者側としてはありがたかったです。会場真ん中の空いたスペースには、ありあわせの材料でホントに簡単に作ったオバケのオブジェ(?)を置いたのですが、その前でも撮影している人がいて、うれしかったです。ありがとうございました。(やまずみ)

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余談:最近では、イベント会場をデジタル・テクノロジーを使ったインスタレーション作品として展示するなんてことがあったりしますが、今回ハロウィンのイベントを開催してみて、ふと、テクノロジー・アートを手掛けるチームラボやライゾマティクスといった有名どころの会社に依頼すればすごいクオリティになるんだろうなと妄想しました。いったいいくらくらいかかるのでしょうか??

さらに余談:ライゾマティクスなどのテクノロジー・アート創造企業はアートが収益を出すように先端的な活動を行っていますが(宮津大輔著『アート×テクノロジーの時代―社会を変革するクリエイティブ・ビジネス』参照)、アーティスト、というか芸術家と経済の結びつきは(一部の芸術家のことを除いて)イメージしにくいものです(パトロンをイメージするからか?)。たとえば社会学者の北田暁大さんが著書『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』の中で「アートはどうしても『経済』『労働』『搾取』といった問題系から目を背けてしまい、その時々の状況の関数で投下される公的資金助成金に依存してしまう」と述べていますが、アートに限らず、今の時代の「経済」「労働」「搾取」について考えることは必要なんだろうなと思いま・・・脱線しました。