ふたば学舎の日常

このブログでは【NPO法人ふたば(ふたば学舎指定管理者)】からの情報をお伝えしています。

われ思う、ゆえにウェルネスダーツ

あ~あ、夢気分~、ぱぁ~ふぇくとぉ~♪

パーフェクトに中年となりますと、気持ちと体が一致しないことが多くなり、たとえば、子どもと外食に行って、よし、とんかつ定食ごはん大盛りで、などと注文したら、食べ切れそうにもなくて、しかし子どもの手前、残すわけにもいかず、無理して口に押し込んでいくというふうな、心と体の乖離する事態がよくあったりします。デカルトより完全な心身二元論ランボーより「私は他者である」状態とでも言いましょうか・・・。

そんなわけでということは全然ありませんが、今週土曜日にふたば学舎で「ウェルネスダーツ大会」を実施します。素人でも簡単にできて、(点数を数えるので)頭と(打った矢を取りに行くので)体を動かして、健康にいいダーツです。優勝者にはちょっとした景品とほんとにちょっとした参加賞も出します。現在、参加者募集中です。(やまずみ)

チラシはこちら↓

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被災の語り歌コンサート4回目が終わって、次は『がんばっぺ フラガール!』

2月25日(土)、こうべまちづくり会館1階で「被災の語り歌コンサートツアー」第4回を行いました。昨年9月10日にツアー第1回を同じ場所で開催しましたが、今回も多くの方に阪神・淡路大震災に関する語り歌を聴いていただきました。今回は前回と違って、シンガーソングライターの石田裕之さんのほか、語り歌を提供くださった方々にも出演していただきました。

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コンサート終了時にお客さんから「ベリ~グッドっ!」という声がかかり、ありがたかったです。22年前に起きた震災の記憶を忘れずに伝えていく「被災の語り歌コンサートツアー」は3月25日(土)東灘区民センターが最終になります。

阪神・淡路大震災を忘れない『被災の語り歌コンサート』 | ふたば学舎

 

3月は、6年前に東日本大震災が起きた月ですが、19日(日)に震災関連映画『がんばっぺ フラガール!』の無料上映会を行います。

無料上映会のお知らせ | ふたば学舎

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6年も過ぎると過去の記憶に思い至ることが減ってしまいますが、「天災は忘れた頃にやってくる」を教訓に、映画をご覧になって東日本大震災の記憶を想起していただきたいと思っています。(やまずみ)

レコード鑑賞会復活、そして孤独は云々

誰も覚えていないであろう過去の地味イベント「R&Rレコード、きいてく?」を3月17日(金)19:00~(20:00頃まで)、ふたば学舎音楽室2にて行います。参加無料で定員は先着10名です。ビートルズのレコードを大音量でかけます(別アーティストのレコードを持ち込んでもらってもかまいません)。

レコードをただ聴くだけのイベントですが、爆音で「デイ・トリッパー」を聴くと、ギターリフにロイ・オービソンの「オー・プリティ・ウーマン」の影響を体感することができるかもしれません・・・ふらっとお越しください。

 

↓2年前に不発に終わった「R&Rレコード、きいてく?」のチラシを改変しました。元ネタはシティライツブックストアのビート詩集です。

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以下、備忘録的雑文です。

スーザン・ソンタグは「孤独は連帯を制限する、連帯は孤独を堕落させる。」(Solitude limits solidarity; solidarity corrupts solitude.)と言います(ソンタグ『良心の領界』)。

たとえば、地域コミュニティを考えた場合、人々のつながりは重要で、それに関連する事業を担当していると「つながり」や「交流」といった言葉を多用しがちになってしまい、孤独というか一人(solitude)であることの意味を見失うことがあります。それがひいては「連帯は孤独を堕落させる」になるかもしれません。しかし、(いきなりですが)スピノザ『エチカ』の自由人的な(??)発想では、自己は理性に従って善を追求し、その上で他者と連帯して全体的な能力を倍にするわけで、そもそもの孤独という観点は見過ごせないでしょう・・・。

そこで(?)、孤独と連帯が結びつくかどうかはともかく、参加者一人ひとりが音に浸る上記イベントを開催し、個々にとって有益な時間を過ごしたいと思います。ふらっとお越しください。(やまずみ)

『ゆきゆきて、神軍』上映会、原一男監督のお話は尽きず・・・

本日、『ゆきゆきて、神軍』上映会と原一男監督トークショーを開催しました。延べ70名の方にご参加いただき、『ゆきゆきて』の人気ぶりを実感しました。

それはやはり主人公・奥崎謙三さんの強烈な言動に由来するのかもしれません。奥崎さんに関する原監督のお話を聞いていると、生と死の両極に振り切っていく奥崎さんの姿が見えてきておもしろかったです。

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予定ではトークショーは1時間でしたが、話は尽きず、35分過ぎたところで(次のご予定をうかがっていたこともあり)終了とさせていただきました。奥崎さんについては1つのエピソードを話すだけで3時間半かかるそうですが、それにしても30年前のことにもかかわらず、奥崎さんに関する記憶は鮮明に残ってらっしゃるそうで、驚きです。

↓昨年出版されたご著書にサインをしていただきました。「もっと過激に!もっと自由を!」

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今回の上映会は地域活性化事業のプログラムで実施しましたが、映画を介した地域活性化についてはまた考えていこうと思っています。

ご参加くださった皆様、ご協力いただいたNPO法人神戸まちかどシネ倶楽部様、ご多忙の中時間を延長してお話し下さった原一男監督、ありがとうございました。

(やまずみ・・・次回は孤独について・・・たぶん)

明日は上映会、そして孤独・・・

明日2/4(土)はいよいよ『ゆきゆきて、神軍』上映会と原一男監督トークショーです。 

ふたば学舎(神戸市立地域人材支援センター) - 映画上映のお知らせ

トークショーでは(『ゆきゆきて』から7年後の原監督の『全身小説家』に顕著な)虚構と真実についてお話が聞けたらいいなと個人的に思っていますが、どうなるでしょうか・・・楽しみです。

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で、後は備忘録です。

アキ・カウリスマキ監督の『街のあかり』は孤独がテーマの映画ですが、フィンランドの、というかヘルシンキの孤独なんだな、というのが観ていて感じられることです(ヘルシンキには一回しか行ったことがありませんが・・・)。内容は、中島らもさん風に言えば、「なれず者」と「その日の天使」を合わせたような感じです、たぶん(説明略)。

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ところで孤独は、ヘンリー・ダーガーなどのアウトサイダー・アートに見られるように(椹木野衣アウトサイダー・アート入門』参照)、クリエイティビティに結びつくようにも思います。とはいえ、外から見ればそうであっても、孤独者からすればクリエイティブかどうかはどうでもよいことなのでしょう、きっと(説明略)。

ただそれでも、孤独がクリエイティブに見える活動に結び付く契機は何なのか気になります。キーワードは意外と「なれず者」と「その日の天使」だったりするような・・・『ゆきゆきて』にもヒントがあるかもしれません。(続く・・・と思います)(やまずみ)

震災学習、そしてまち道部

昨日1/21(土)は「被災の語り歌コンサート」を北神区民センターで行いました。今回はシンガーソングライター石田裕之さんによる「被災の語り歌」のほか、阪神・淡路大震災を体験された6人の方のインタビュー映像も流しました。参加くださったのは約100名の方々です。参加者の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。このコンサートについては今日の神戸新聞朝刊に掲載されています。

↓被災者インタビュー映像

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↓2017.1.22神戸新聞記事

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で、今日1/22(日)は兵庫区役所地下大ホールで行われたNPO法人アトリエ・Petataさん主催の「震災から学ぶ『防災・減災』お絵描きで手をつなごう」で防災ゲーム「防災ダック」をさせていただきました。これまで神戸のほか、広島、宮城でも実施されているイベントで、今日は親子約30組が参加されていました。

↓防災ダック、地震の絵で子どもたちは頭を守るポーズ

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さらに、で、ふたば学舎に戻って、祭りをテーマにした大人の部活動「まち道部」のミーティングを行いました。写真は次に開催予定の祭りごとイベントを部員で試している所です。

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3月実施予定にしています。乞うご期待!(やまずみ)