震災学習ラボ、開設
4月4日(火)から、ふたば学舎に「震災学習ラボ」が新たに開設されました。場所は1階の旧事務室です。事務室は斜め前の旧工作室に移転し、前より広くなりました。新年度になって、ふたば学舎の構成が変わり、貸室も増えました。
ラボでは、基本的に震災学習担当の私(山住)が常駐しますが、震災関連資料収集・保存のほか、震災学習に関する企画、打合せなどを行っていく予定です。
平成29年度の震災学習は4月4日の県内学生12人を対象とした災害食・避難所体験から始まりました(「避難所もっとより良くプロジェクト」との共催)。↓神戸新聞に掲載された記事
5月からは例年通り修学旅行生の受け入れがありますので、本格的に震災学習を実施していきます。震災を知らない子どもたちにとって有意義な学習内容になるようにしたいと思います。(山住 勝利)
「はるのじん」でウエルネスダーツ大会
本日、春休み子ども教室「はるのじん」の1プログラムとしてウエルネスダーツ大会を実施しました。ふたば学舎・人材育成事業「まち道部」の主催イベントです。今回の参加者数は9人。大人と子どもが混ざってチームを作りワイワイガヤガヤと楽しく競い合いました。
まち道部でのウエルネスダーツは、部員の多田さんが中心となって取り組んでいます。ウエルネスダーツをふたば学舎近隣地域で広め、地域における健康増進、多世代交流・顔見知り社会の構築に寄与するのが目的です。がんばれ、多田さんっ!!
次回は、4月30日(日)13:30~15:30。会場は、ふたば学舎1階 多目的室1-2、参加無料です。
今後、毎月1回ウエルネスダーツ大会を実施していく予定ですので、ご都合よろしければ、ご参加ください。(やまずみ)
広島で沖縄戦と阪神・淡路大震災、二つの記憶継承について考える
3月25日(土)広島で行われた日本発達心理学会第28回大会で、過去の記憶の継承について話し合ってきました。
「記憶の声を継承すること・現在を新たなものに変えること―沖縄と神戸の記憶をめぐる拡張的学習の社会的実践現場から―」と題するラウンドテーブルで、まず沖縄県宜野湾市にある佐喜眞美術館の上間かな恵さんが修学旅行生に対する沖縄戦の記憶継承について発表され、その後、私(やまずみ)がふたば学舎の震災学習における阪神・淡路大震災の記憶継承の取り組みについて発表。最後に全体討議を行いました。
戦争と震災の違いはありますが、過去の惨事をなぜ/いかに伝えようとしているか、ということについては共通点が多く見出せました。たとえば、学び手が過去の記憶を、パッケージ化されたものではなく、現在の自分に関わるものとして捉えるよう、容易に言葉で収まりきらない余剰を生むような学習内容になっているなど。その他、参加者の方々からの質疑で、ふたば学舎の今後の震災学習に活かせそうな考えを得ることができました。
それにしても、原爆ドームは戦争遺構として強烈です・・・。(やまずみ)
明日3/25(土)、被災の語り歌コンサートツアー最終回
明日3/25(土)14:30~15:30、被災の語り歌コンサートツアー最終回を行います。場所は東灘区民センター多目的ホールです(JR「住吉駅」下車、南側へ徒歩約2分)。最終回は、司会なし、ゲストなし、マイクもアンプもなしで、シンガーソングライターの石田裕之さんに生声・生演奏で阪神淡路大震災の記憶を伝える「語り歌」を歌っていただきます。参加無料、先着50名(申込不要)です。
ツアーは昨年9月に開始し、第5回となる今回が最終回です。
↓第3回(北神区民センター)の様子
↓第4回(こうべまちづくり会館)の様子
今後は「被災の語り歌」とは違う形で「語り」を探り、震災の記憶継承につなげていくことを考えています。
「被災の語り歌CD」は、ふたば学舎で継続して販売しておりますので、ご興味をお持ちの方はお買い求めください。定価1,000円、CDの売り上げは全て東日本大震災の義援金として寄付いたします。(やまずみ)
われ思う、ゆえにウェルネスダーツ
あ~あ、夢気分~、ぱぁ~ふぇくとぉ~♪
パーフェクトに中年となりますと、気持ちと体が一致しないことが多くなり、たとえば、子どもと外食に行って、よし、とんかつ定食ごはん大盛りで、などと注文したら、食べ切れそうにもなくて、しかし子どもの手前、残すわけにもいかず、無理して口に押し込んでいくというふうな、心と体の乖離する事態がよくあったりします。デカルトより完全な心身二元論。ランボーより「私は他者である」状態とでも言いましょうか・・・。
そんなわけでということは全然ありませんが、今週土曜日にふたば学舎で「ウェルネスダーツ大会」を実施します。素人でも簡単にできて、(点数を数えるので)頭と(打った矢を取りに行くので)体を動かして、健康にいいダーツです。優勝者にはちょっとした景品とほんとにちょっとした参加賞も出します。現在、参加者募集中です。(やまずみ)
チラシはこちら↓
被災の語り歌コンサート4回目が終わって、次は『がんばっぺ フラガール!』
2月25日(土)、こうべまちづくり会館1階で「被災の語り歌コンサートツアー」第4回を行いました。昨年9月10日にツアー第1回を同じ場所で開催しましたが、今回も多くの方に阪神・淡路大震災に関する語り歌を聴いていただきました。今回は前回と違って、シンガーソングライターの石田裕之さんのほか、語り歌を提供くださった方々にも出演していただきました。
コンサート終了時にお客さんから「ベリ~グッドっ!」という声がかかり、ありがたかったです。22年前に起きた震災の記憶を忘れずに伝えていく「被災の語り歌コンサートツアー」は3月25日(土)東灘区民センターが最終になります。
阪神・淡路大震災を忘れない『被災の語り歌コンサート』 | ふたば学舎
3月は、6年前に東日本大震災が起きた月ですが、19日(日)に震災関連映画『がんばっぺ フラガール!』の無料上映会を行います。
6年も過ぎると過去の記憶に思い至ることが減ってしまいますが、「天災は忘れた頃にやってくる」を教訓に、映画をご覧になって東日本大震災の記憶を想起していただきたいと思っています。(やまずみ)