6/1震災体験学習の受入
対象とした震災体験学習を午前と午後に2クラスごと実施しました。
まち歩き体験と避難所体験という内容です。
岐阜県は1891(明治24)年に日本史上最大の内陸地震である
濃尾地震が起き約7千人の犠牲者が出ましたが、
生徒のみなさんには同じ内陸直下型地震である
避難スペースを作るなど疑似的な体験を通して学んでいただきました。
避難所については、熊本地震後の避難所においても
トイレや更衣室、衛生問題、支援物資の配給方法、
プライバシーの欠如からくるストレス、運動不足による健康問題・・・
などなど、阪神・淡路や東日本大震災の時と同じような問題が起こったようです。
そうしたこともあり、生徒のみなさんには、とくに
高齢者や女性、障害者、乳幼児といったいわゆる災害弱者の視点で
避難所のあり方を考えることによって、
避難所では多様な被災者が集まり、様々な問題が生じるということを
理解してもらうようにしました。(やまずみ)
ふたば学舎 雑誌掲載
現在、書店に並んでいる雑誌『歩いてめぐる神戸本』(京阪神エルマガジン社)に、
ふたば学舎が掲載されています。
改めて館内を写真で見ると、粋な建物だなぁと感じ入りました。
昨日は、読売新聞に向恵子副センター長の記事が掲載され、
https://www.facebook.com/futabasyo/
「人も校舎も様々な生き方、生かし方がある。そのお手伝いが出来て、私もうれしい」
という発言が取り上げられていました。
今後も、様々な人の活動と魅力ある校舎がうまく適合できるようなお手伝いをしていく所存です。(やまずみ)
震災体験学習の受入
ふたば学舎の震災体験学習は21年前に起きた阪神・淡路大震災の記憶と教訓を次世代に継承することを主たる目的としています。
今年度も4月から修学旅行生の震災体験学習受入を行っており、5月末までに4件実施しました。
4月14日に熊本地震が発生したこともあり、いつどこで起こるか確実には予測できない地震に対して、防災・減災を学ぶことの重要性がさらに高まっているように思いますが、そうしたことを意識しながら実施しました。
4/22(金)は、金沢市立城南中学校3年生126名を対象に、グループに分かれての語り部体験談、避難所体験、まち歩き体験、防災ゲーム、炊き出し調理体験を行いました。
また、震災学習の後は、クラス毎に分かれて、生徒さんたちが魅力ある金沢のPRを学舎近隣地域の方々に向かって発表してくれました。
5/12(木)は、倉敷市立琴浦中学校2年生156名を対象に、館外にテントを張って炊き出し調理体験を行いました。野菜を切ったり米を炊いたりで全員に係わってもらいました。メニューは、大鍋2つに具材満載の豚汁とおにぎりでした(すごく美味しかったです)。後日、学校で炊き出しを行うそうで、その練習も兼ねての炊き出し調理体験でした。
5/15(日)は2件の実施でした。まず午前中に香南市立香我美中学校2年生64名を対象に、午後は高知市立朝倉中学校3年生186名を対象に、避難所体験、炊き出し体験、語り部体験談を行いました。両校とも高知の学校ということで、発生が危惧されている南海トラフ巨大地震を考慮に入れてプログラムを進めていきました。
阪神・淡路で津波は発生しませんでしたが、地震による家具の転倒や建物の倒壊、火災、その後の避難所生活などに関して、実際にどうなるのか・どう対処すればよいのかを被災経験のある語り部の方たちを通して、また疑似体験をしてもらうことによって上記4件の震災学習で伝えました。(やまずみ)
事務局長を退職します。
6月1日のNPO法人ふたばの総会で、正式に後任の事務局長と交代致します。有給休暇消化で、在職は7月20日までですが、実際に勤務するのは、6月半ばまでです。
平成22年11月の開館の立ち上げから、6年弱ふたばの運営に携わって参りました。開館当初は、ふたばの知名度もなく部屋の利用も少なく、運営のシステムも確立されてなく、尚且つマネジメントには経験不足の私でしたので、地域の皆さんのご支援や理事たちにずいぶん助けて支えて頂きました。感謝の言葉しかないです。
ふたば学舎の指定管理は、地域団体の会長が理事となって構成しているNPO法人ふたばが委託を受けています。私は北区に在住し、例え何か不祥事が生じても、影響は少ないのですが、理事は皆さん、ふたば学舎の近隣にずっと住んでおられる方々なので、ご迷惑が及ばないようと心掛けて運営して参りました。また、立ち上げの時のスタッフ、現在勤務しているスタッフも、全員がふたばを愛し、ふたばのために頑張って働いてくれています。良いスタッフに恵まれて、私は幸せものだと思っています。
私の退職の大きな理由は、ふたば学舎の運営で、私ができなかった面を補えて下さって、さらに市民の皆様にとって良い施設になるために、バトンタッチすることを決めました。
これまでのいろんな場面が思い出されます。
最後まできちんと仕事をさせて頂き、身を引こうと思っています。
ありがとうございました。
(皆様の「ふたば学舎」ですよ!来館をお待ちしてます)
「ふたば学舎」への貢献ありがとうございました。
四月は、この施設地域人材支援センターが「ふたば学舎」と名称変更になり、
新しい名前の歩みが始まります。始まりがあれば終わりがあるように、この施設のために、働いてくれたスタッフの一人が3月末で退職しました。この施設の過度期に、働いてくれて、大きな貢献して下さりました。彼女の真面目さや優しさ、きちんと仕事をしていた姿が思い出されます。またムードメーカーの彼女のお蔭で、事務所の中の雰囲気もなごみました。施設は、そこで働く人の心構えや温かい雰囲気が、利用者の方々に影響すると考えます。なので一緒に働く仲間の和は大切だと思います。そして共に働く一人ひとりがこの施設の歴史を作っているんだと思います。彼女の働きも、この施設の歴史の1ページになりました。2年2か月余り「ふたば学舎」に貢献して下さって本当にありがとうございました。これからは、利用者としてふたばを活用して、繋がっていくことを願います。そして、これまで「ふたば学舎」に働いて下さった方々に、いつも感謝しています。皆さんの支えがあっての、「ふたば学舎」の歴史です。
「ふたば学舎」の庭で咲いたばらをあなたに
センターの名称が「ふたば学舎」に変わります。
神戸市立地域人材支援センターの名称は、平成22年11月の開館から、市民の方々がどんな施設なのかが、イメージできずに、人材派遣のセンター等、間違えて電話を頂くことが多々ありました。
翌年の平成23年に、愛される施設になるためには、名前は大切なことだと思い、理事会で相談して愛称募集の企画を市民参画局に提出しました。その結果、愛称募集をしても「ふたば」の名前での応募が多かったら困る、このセンターは神戸市の施設だから、地域に特化した名前では困るとのことで、愛称募集のことは却下になりました。
変更については、市民の方々に馴染みにくい名称だからと、何度も説明させて頂きましたが、名称変更には、庁内での調整が必要なので難しいとのことでかないませんでした。
あれから5年です。明後日から神戸市立地域人材支援センターが、ふたば学舎になります。地域団体である「旧二葉小活用委員会」が、名称変更の要望書と「ふたば学舎」の名前と共に市長に提出して、変更にいたりました。
名前は大切です。こどもの名前も、親御さんが一生懸命に、こどもの成長や幸せを考えてつけます。この度の施設の名称も、地域の方がにわかりやすく愛される施設になるよう願いを込めてつけました。思いのこもった新名称と共に、これからの5年、10年、ふたば学舎が、多くの市民の方々の癒される場所となるよう職員一同頑張っていくつもりです。
また、久元市長さまのブログに、名称変更が書かれていましたので、フェイスブックに掲載しております。気にかけてくださりありがとうございました。
暫くは、名称変更で戸惑うこともあるかと思いますが、今後ともご利用を下さりますようお願いいたします。