駒ヶ林中学校トライやるウィーク受け入れ
本日、ふたば学舎になってはじめてのトライやるウィーク受け入れを実施しました。
「今日は、午前に2階の所で掃除をして、その後に本の整理、パソコンでの作業をました。午後は、事務所で仕事をしました。初めての事ばかりで、電話を取るのもありました。最初は普通に取れるものだと思っていたけれど、緊張してなかなか取れませんでした。けれど最後取れて良かったです。今日1日で良い体験ができて良かったです。」
(駒ヶ林中学校2年 K.Tさん)
喋るのが得意ではないと言っていましたが笑顔いっぱいで話したり、しっかり働いてくれました。少ない時間の体験となりましたが、この先何かの役に立てばと思います。
本日はありがとうございました。
無料貸出し簡易PAセットでレコード鑑賞
昨年度実施した「R&Rレコード、きいてく?」というレコード鑑賞プログラムは不盛況に終わりましたが、巷ではレコード・ブームが続いている(?)ようです。
今年ふたば学舎に簡易PA(FENDER PASSPORT EVENT)が新たな無料貸出し設備として導入されたのですが、それを使ってレコード再生できるかやってみました(レコード・プレーヤーは昨年、地域の方に譲っていただいたものです。ありがとうございます!)。
結果、できました。
ターンテーブルにのせたのは、シーナ&ロケッツによるボビー・ヘブのカバー曲「SUNNY」(勝新太郎さんの名唱もあります)です。
肥えた耳ではないのでオーディオ批評的には表現できないのですが、ベースのつまみを半分ほど、トレブルとリバーブをちょろっとかけてボリュームを上げると、けっこう迫力のある音になりました。
また、懲りずにレコード鑑賞プログラムを考えようか、という気分です。
それはともかく、この簡易PAは操作が簡単で使いやすいです。
音楽室で使用希望の方は無料でお貸ししますので、その際は事務所にお問い合わせください。(やまずみ)
昆虫の季節到来
だんだんと暖かくなってきて、虫たちの活動が目につくようになりました。
昨日は長田区五位ノ池町で「チョウが好む草花を植え、チョウの舞う町づくり」活動をされている橋本敏明さんにお話しを伺ったこともあって、ふたば学舎で虫関係のイベントを何かできないかニヤニヤ考えています。
(余談:アゲハチョウは日の当たっている木[ミカンなどの陽樹]のこずえに沿って飛び、それがアゲハチョウの「環世界」[ユクスキュル!]であるというのは日高敏隆さんの『動物と人間の世界認識』に出てきます。おもしろいですね。)
虫関係イベントは地域人材支援センター時代にいくつか開催しましたが、バッタの飛翔距離を競う「バタリンピック」は天候の関係で中止したことがあります。
バッタなら「バッタ釣り」もできるようで、メスバッタに見立てた木片を使ってオスを釣るのです(『ぼくらの昆虫採集』参照)。いいかもしれません。
先のアゲハチョウのオスもメスと出会うために木のこずえに沿って飛ぶのですが、各生物の環世界の基礎には個体の遺伝子を残すという生物の(唯一の)目的があることがわかります(丸山宗利著『昆虫はすごい』参照。この本は去年通勤時に読みましたが、昆虫のおもしろい話満載です)。
で、そのバッタですが、私のような素人には同定が難しくて、いったい何というバッタなのかわからないことが多い、というかほとんどわかりません。
そんな時に参考になるのが、『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』(北海道大学出版会)です。オス、メスの違いについてはとりあえず産卵器のあるなしでわかりそうです。しかし、顔が並べられた「顔コレクション」を見ると、それぞれの顔の形は興味深いのですが、どれがどれだかわかりません。要凝視!
ともかく、もう少し虫の勉強をして(別に勉強する必要はないのか?・・・)、8月20日(日)にふたば学舎で開催予定の夏祭りで虫プログラムを(できれば)入れようと思います。
このブログをここまで読んでくださる方がいらっしゃるのか心もとないですが、お楽しみに!(やまずみ)
6/1震災体験学習の受入
対象とした震災体験学習を午前と午後に2クラスごと実施しました。
まち歩き体験と避難所体験という内容です。
岐阜県は1891(明治24)年に日本史上最大の内陸地震である
濃尾地震が起き約7千人の犠牲者が出ましたが、
生徒のみなさんには同じ内陸直下型地震である
避難スペースを作るなど疑似的な体験を通して学んでいただきました。
避難所については、熊本地震後の避難所においても
トイレや更衣室、衛生問題、支援物資の配給方法、
プライバシーの欠如からくるストレス、運動不足による健康問題・・・
などなど、阪神・淡路や東日本大震災の時と同じような問題が起こったようです。
そうしたこともあり、生徒のみなさんには、とくに
高齢者や女性、障害者、乳幼児といったいわゆる災害弱者の視点で
避難所のあり方を考えることによって、
避難所では多様な被災者が集まり、様々な問題が生じるということを
理解してもらうようにしました。(やまずみ)
ふたば学舎 雑誌掲載
現在、書店に並んでいる雑誌『歩いてめぐる神戸本』(京阪神エルマガジン社)に、
ふたば学舎が掲載されています。
改めて館内を写真で見ると、粋な建物だなぁと感じ入りました。
昨日は、読売新聞に向恵子副センター長の記事が掲載され、
https://www.facebook.com/futabasyo/
「人も校舎も様々な生き方、生かし方がある。そのお手伝いが出来て、私もうれしい」
という発言が取り上げられていました。
今後も、様々な人の活動と魅力ある校舎がうまく適合できるようなお手伝いをしていく所存です。(やまずみ)
震災体験学習の受入
ふたば学舎の震災体験学習は21年前に起きた阪神・淡路大震災の記憶と教訓を次世代に継承することを主たる目的としています。
今年度も4月から修学旅行生の震災体験学習受入を行っており、5月末までに4件実施しました。
4月14日に熊本地震が発生したこともあり、いつどこで起こるか確実には予測できない地震に対して、防災・減災を学ぶことの重要性がさらに高まっているように思いますが、そうしたことを意識しながら実施しました。
4/22(金)は、金沢市立城南中学校3年生126名を対象に、グループに分かれての語り部体験談、避難所体験、まち歩き体験、防災ゲーム、炊き出し調理体験を行いました。
また、震災学習の後は、クラス毎に分かれて、生徒さんたちが魅力ある金沢のPRを学舎近隣地域の方々に向かって発表してくれました。
5/12(木)は、倉敷市立琴浦中学校2年生156名を対象に、館外にテントを張って炊き出し調理体験を行いました。野菜を切ったり米を炊いたりで全員に係わってもらいました。メニューは、大鍋2つに具材満載の豚汁とおにぎりでした(すごく美味しかったです)。後日、学校で炊き出しを行うそうで、その練習も兼ねての炊き出し調理体験でした。
5/15(日)は2件の実施でした。まず午前中に香南市立香我美中学校2年生64名を対象に、午後は高知市立朝倉中学校3年生186名を対象に、避難所体験、炊き出し体験、語り部体験談を行いました。両校とも高知の学校ということで、発生が危惧されている南海トラフ巨大地震を考慮に入れてプログラムを進めていきました。
阪神・淡路で津波は発生しませんでしたが、地震による家具の転倒や建物の倒壊、火災、その後の避難所生活などに関して、実際にどうなるのか・どう対処すればよいのかを被災経験のある語り部の方たちを通して、また疑似体験をしてもらうことによって上記4件の震災学習で伝えました。(やまずみ)