年内最後にイベントの告知など
今日はふたば学舎、年内最終営業日です。お世話になった皆様、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
で、最後に告知や何やかんやです。
来年1/17(火)10:00~12:00に「1.17 その日の迎えかた、受けとめかた」と題する公開サロンを行います。大阪大学大学院生らで構成される「名を呼ぶ日 実行委員会」が主催、ふたば学舎が共催で、阪神・淡路大震災から22年を迎える日に改めて1.17の記憶のあり方について参加者同士で話し合います。参加無料です。
それから2/4(土)10:00~14:00に地域活性化イベントとしてドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』の上映会と原一男監督のトークショーを行います。
ふたば学舎(神戸市立地域人材支援センター) - 映画上映のお知らせ
震災関連ではありませんが、奥崎謙三という個人を通した過去の(戦争の)記憶に関する映画で、その記憶をいかに表現する(したの)かトークショーで聞けるとたぶん思いますから、私自身は過去の記憶の表現という点で震災学習の参考にもしたいなと考えています。いずれにしても強烈な映画とトークショーです。参加費は上映会、トークショー、各500円で要申し込みです。どう強烈なのか、ぜひご覧になってください。(やまずみ)
(以下、雑感)
今年も震災学習などの実施にあたっては無節操にいろんな所から影響を受けました。『ゆきゆきて、神軍』における演出の仕方もそうですし、たとえば深海生物オオグソクムシの「心!」のあり様なんかにも影響されました。ちなみに、森山徹著『オオグソクムシの謎』によると、発現せずに隠れている行動がオオグソクムシなどの生物の「心」ということになるのですが、そうした隠れた行動が生じる契機は何かというと、他の生物など「うかがい知れない他者」との接触なのです。他者と接点を持つことによって、隠れた行動=心が起こる・・・たとえば、災害避難所で見ず知らずの人たちが集まることを考えれば、避難者の心は・・・などなど。
そういえば、2年前の震災20年事業の「学生による震災20年記憶のフラット化プロジェクト」(このネーミングは渡邉英徳著『データを紡いで社会につなぐ』を参照しました)で作成した防災ソング「ぼうさい☆ジャンケンポン!」のCDジャケット。デザインは外注しましたが、口ずさみながら防災の基本的動作を学ぶ明るい曲調の歌ですので、ジャケットはポップにしたくて、デザイナーの方にThe Whoのリキテンスタイン風アルバムジャケットみたいにして下さいと伝えました。
何だか常に何かの影響を受けています。
↓左が「ぼうさい☆ジャンケンポン!」、右がThe Who『THE WHO HITS 50!』のジャケット