ふたば学舎の日常

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防災まちにげワークショップの実施

6月9日(日)11時~15時に「防災まちにげワークショップ」を行いました。阪神・淡路大震災前の二葉地区を再現した模型(製作:神戸大学槻橋研究室)を使って、昔の街と今を比較しながら、災害時の「逃げ道」を探るという内容です。

f:id:npofutaba:20190609134415j:plain二葉地区防災福祉コミュニティ(防コミ)の方3名と市内小学生8名、関西大学山住研究室の学生6名、神戸大学槻橋研究室の大学院生4名が参加しました。

まず、小学生たちは模型をもとに防コミの方々から昔の街の様子を聞きました。そして炊き出しカレーを食べた後、3つの班に分かれ、二葉地区の防災マップを見ながら、大学生と防コミの方と一緒に、災害時の避難ルートに危険はないか、昔とちがって安全になっているかなどをチェックする街歩きをしました。f:id:npofutaba:20190609130128j:plain

最後にそれぞれの班で「逃げ道」を発表しました。すでに決められている避難ルートであっても、実際に防災を意識しながら歩くと、災害時には気をつけないといけないことがあるんだという発表でした。f:id:npofutaba:20190609134209j:plain

発表を聞いていて、「逃げ道」を探すには環境に対する感度を上げることが必要で、歩きスマホ的な動き方をしていると見つけることができないんだと実感しました。また、今回のワークショップで、防コミの方と大学生そして小学生といった異世代交流を通した防災学習が地域コミュニティの活性化に寄与する可能性を秘めているのではないかと思ったりもしました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。(やまずみ)